野生児冒険譚

街中をいきなり風船で飾ってみた


ものすごく帰りたくなってきた

もう、帰りたい。 今すぐにでも帰りたい。

でも今帰ったら、どんな風に記事にまとめていいかわからない。とりあえず、これからのことを模索しながら街をぶらつきます。

面白いことをやるには危険が伴うし、安全なことは面白くないというジレンマを抱えながらうつろな目で歩いていると、目の前に一台のぼろい自転車が。


鍵はかかってるけど・・・
こここ、これ、放置自転車だよね?持ち主いないよね?
ここれっこれれれっこれを装飾して終わろうかっ!

人通りも少ないし、怒る人もいないのでみっちり作りこむことにしました。

以下に、作業風景を早送りでどうぞ。


*音が鳴ります
いやー、夜が深けるのは早いですね。超寒かった。

そんなわけで、


完成!
暗くて綺麗に写らないのが悲しい。
実はサドルにパンサーが座ってますが、この写真だと見にくいですね。 前籠の花束と籠についたミニピンクパンサーも見えない・・・。

本当はもっと完璧にやりたかったけど、時間も迫ってたし風船の残りも無いし何より疲れたのでここまでで終了。

天然ゴムの風船だから放置しておいても枯葉と同じスピードで腐るし、人に見せたいからこのまま放置しようかとも思ったけど、作業中に割れた花とかの音がかなりうるさくて心配になってたので、思い切って全部掃除して帰ることにしました。


電車が通るたびにいっせいに割る
テープを貼った上から穴を開けて無音で割ろうと思ったものの、途中でテープがなくなってしまった。
しょうがないから、電車が通る時にその音にまぎれさせて割っていく作戦にしました。

ガタタタタタタン
パパパパパパパン

ガタタタタタタン
パパパパパパパン

いやー、うるさい。うるさいよ、これ。後ろのアパートのオバチャンが出てきちゃったよ。
すみませんと謝って、1つ1つ丁寧に慎重に空気を抜くことにして、全部抜き終わりました。


みすぼらしい残骸


ピンクパンサーの死骸がグロい
2時間近くがんばって残ったのがこれか・・・。

割る作業をしていると、30分ほど前に近くの雑貨屋に入って行った外国人の2人が帰るところで、声をかけられました。

なんていってんのかぜんっぜんわかんなかったけど、さっきの完成写真を見せたら
「オーゥ、ストリートパフォーマー!」
といって喜んでくれました。

あー!やっぱ割らなきゃよかった!
放置しておけば基本的に萎んでいくだけだし、割った方がむしろ迷惑だったかも。
萎んだころゴミの回収に来る方法にすればよかったなー。あーあ。

お疲れさん会をやろうと飲み屋に移動する道中、あの外人さんに話しかけられた時にどぎまぎせずにこっちも日本語で話をすればよかったなあと思って後悔しました。
まだまだ肝がちっちぇえなあ、俺。


チャリで帰って行く外国人の2人
こんどこういう機会があったら、気負わずに話をしたい。日本語で。

ものすごく疲れた。

人ごみの中でみんなに見つめられながらの作業、警備員にハラハラしながらの作業、ご近所の目を気にしての作業。
肉体的にも精神的にもすこぶる疲れました。芸術をやるには、都会は世知辛い。

サンシャインでやってたときはかなり面白くて、また時々やろうとか言ってたけど、ちょっと、しばらくはいいや。

「疲れましたね・・・。」

「そうだね・・・。」
疲れた感じの写真を撮ろうと色々やってたのが上の写真。僕、微妙に笑ってますね。
ビールが来たときに、もうたまらなく飲みたくなって

僕「いいや、とりあえず飲もう。」
大「そうですね。」

ゴクッゴクッゴクッ

大「あ、おいしい。」
僕「プハーッ・・・。」
大「・・・。」
僕「・・・。」

あの「間」こそ本当の疲れだと思った。


≪まえ [TOP]
Copyright © CREATER's MANTION