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  野生児冒険譚

鳥を丸焼きたい


鳥を丸焼く

いよいよ今回のメーンイベント。鳥の丸焼きです!

これはエジプトで僕が手伝ってたときの写真。
まずは鳥を火にかけ、ある程度表面が焼けてくるまで待ちます。


うまく回らない
縛り方までは覚えてなかったので足と首の部分を適当に縛っていたんですけど、鳥が頂点を過ぎて下るときにドゥルンッと回ってしまって片側がどうしてもうまく焼けない。

どうしたものかと考えあぐねた末、腿の内側の、胸骨の一番下の端っこ。
ちょっと三角に出っ張っている部分をしっかり結んでみるとこれが大成功。以降はドゥルンッとならずにゆっくりと回り始めました。

チキンの縛り方の問題が解決したところで、今度は熾きがぜんぜんなくなってしまっていることに気づきました。
流木ではスカスカすぎてすぐに炭がなくなってしまうようです。

しょうがないので、万が一のために持ってきた備長炭を投入。
なっかなか火がつかないものの、一度燃え始めればもう最強。強火で長時間燃え続けます。

おかげでチキンから油がたれてジューと音をたてるまでに至りました。
ここまできたら、いよいよタレを作り始めます。


アルミカップにギーを入れて溶かし

それぞれのスパイスを入れてタレを作る。
スパイスの量をメモするのを忘れてしまったんですが、まあ、スプーンで1杯とか2杯っていうやり方だったし、適当に入れます。

そしたら適当にやりすぎて粉が飽和状態に。ギーが少なすぎた。
しょうがないのでそのまま刷毛でチキンに塗っていきます。


なんかいい匂いがしてきた!
ギーを塗ってしばらくしたところで、チキンからたれた油がジュー。すっごくいい匂いがします。
みんなのテンションもぐんと上がる。

もうあと少しでいい感じになるかなーというところで、なんと終電が近いことが発覚!急いで火から下ろし、実食に移ります。


めちゃくちゃあつい
油分の少ないタレを1度しか塗っていないのでそこまで味は染み込んでいない感じですが、しょうがない!
熱い熱いと騒ぎながらナイフで切り分けていきます。


熱いっ!けどうまいっっ!!
いそいで火から下ろしたため、1羽は少し生の部分がありました。が、まあいいでしょう。 アイマンのチキンほどではないですが、そこそこおいしいものができた気がします。

しかし惜しむらくは迫る終電!みんな急いでチキンをかきこみ、帰る支度を始めます。
僕も急いで帰る準備を・・・と色々片付けていたんですが、なんかもう量が多すぎてめんどくさくなってしまいました。火の始末もしないといけないし。

そんなわけで

「櫻井さんは帰るのを諦めたようだよ。ほら、薪をくべ始めた。」

こういうのを開き直りっていうんでしょうね。自分で実況しながら消えかけた火を再燃させ始めました。

「焚き火を囲んで夜を過ごすのってステキだよねー。明日仕事ない人もいるんでしょ?残る?」


「「「・・・。」」」


そうして

みんな仲良く


帰っていきました。


・・・。
もういい。なんて薄情な奴らだ。こうなったらがんがん火を焚いて朝まで暖まってやる。

と、ほかの人たちの焚き火跡にあった、椅子に使われていたであろうでっかい木を何本も拾ってきて、続々と火にくべていきました。 半ばやけくそです。


これぞ野宿
眠たいなーと火のそばで横になったものの、1時間ほどで寒さのために目が覚めました。
なんと、朝までたっても燃え尽きないであろうと思っていたあの巨木たちが、一様に灰になっていたのです。 ちくしょう、燃えすぎだよ、流木。
またやろう。
最後はバタバタのうちに終わってしまいましたが、ずっと謎だったスパイスの正体が分かり、器具も場所も確保できたのでこれからは時々鳥の丸焼きをやろうかなあと思っています。

いいですよ、みんなで火を囲んでの野外料理は。

ただ、まだまだ風も強く空気も乾燥していますし、必ず焚き火に関しての知識がある人と一緒にやるか、勉強してからやるようにして下さい。

あと、エジプトに行く機会があったらシーワオアシスのアイマンのチキンは絶対に食べないと損です。
彼に会うことがあったら、是非よろしく伝えておいてください。

ちなみに、僕が行ったときはホールチキンが20エジプトポンドでした。旅行者プライスではないので値切るのはやめてくださいね。


また行きたいなあ、エジプト。


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