これなんだべ<あくまき編>

新宿駅サザンテラス口を出ると向かい側に東国原知事で有名な宮崎県のアンテナショップがあります。
そこで 何やら変わったものないかなあと物色していると、竹の皮に包まれ密閉された不思議なもの(ネタ)発見!
その名も あくまき !!
店員さん「結構好き嫌い分かれるんですけど、一度食べてみませんか?」
あ?いいですね。なんかビジュアル的にも田舎臭い感じが最高だわ。
しかも 人によって好き嫌い分かれるとは、なかなか面白いではないか!
というわけで、今回は宮崎県のアンテナショップで見つけた「あくまき」を紹介します。
(by
服部景子
)
むか〜しむかし。あるところに
大黒屋「お代官様、いつもの品でございます。ぜひお味見を」
代官「むほほほほ。おぬしも悪よのう」
悪い代官と大黒屋という悪い商いがおった。
ほくそえむ代官が大黒屋からもらった箱を開けるときれいに敷き詰められた菓子の下から、100両もの小判が出てきた。
うれしそうに にっこりと笑う代官。
それをこっそりと偵察していたものがいる。
長年大黒屋のせいでこの地域でしか採れない貴重な作物の入手を妨害され続けてきた隣の藩の密偵である。
密偵の働きにより、代官と大黒屋はほどなくお縄となった。
そして賄賂隠しとして小判とともに納めていた菓子がこの事件をきっかけに
悪を巻いて(隠して)いたもの=あくまき
と名付けられ、その地域で広く広まるようになった。
なわけないだろう!
いや〜無駄に長い作り話でした。
では真面目に あくまき の説明をしますか。
<あくまき>
この起源は諸説あり、関ヶ原の戦いの際に日本史上屈指の戦上手であった島津義弘が糧食として携帯させたとも農家の田植えの携帯食とも言われていますが、島津義弘の時代の島津家家臣は通常は農耕に励んでいたので、両方当てはまっているかと思います。一年を通して作られているのですが、これらの地方では特に端午の節句にお祝いの供え物、分かりやすく言えば粽のようなものです。鹿児島で粽と言えば、このあくまきを指すわけです。 (参考資料 けんの食物物欲見聞録 )
ふおおおお。
携帯食だったのかあ。しかも家臣は通常は田植えをしていたなんて!!
なんて庶民的なんだ!!
なんだかとっても親近感
なんか偉ぶってないところが最高だわ!
ん?あ。家臣のみ!
じゃあ 家長は通常何を?
脱線しました。 戦術に優れ、関ヶ原の戦いで家康陣を突破した武将だそうな。
農民に任せきりでなく自分たちも田植えしながらも陰では訓練してええ仕事するってなんか素敵やわあ。
歴史がかいま見れたところで試食!
竹皮できちんとくるんであります。
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丁寧にはがしていくと
「あくまき」と竹皮がちょっぴり剥がれづらいですが、なんとかはがれた!
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あくまきを包丁で切る。
なにやらめちゃくちゃ、ねっちょりとしちょる。
包丁入れるとね。「あくまき」が包丁に張り付いて剥がれづらいのだ。
なんか。アメーバ切ってるみたい。(ーー;)うおお。
なんとか切ったぞ!
てなわけで切れたアメーバ。じゃなかった あくまき 公開!
じゃ〜ん。
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ふー大変だった。
んで、これに 「きなこ」をつけていただく。
かるい重量感がありまっせ。
ぱくっっつ!!
ひやっ!ちょい冷たい!!(冷蔵庫にいれて冷やして食べるのだ)
もち米とお米の中間みたいなおもち(?)が口の中でほぐれながら、きな粉のほんのりとした甘さが口の中に広がります。
そしてきなこの甘みの後にほんのりとしたアク味がのこる。
きなこをつけて食べることでほんのりとした甘さが口に広がる和菓子です。
普通の和菓子より甘さ控えめ。 <あくまき> が お餅のようなちょっぴり水気を含んだものなのであくまきの素材上、
水気を含んだもち米の無味若干まわりのきな粉に勝り、ほんのりとした上品な甘さに仕上がっています。
<あくまき>のみだとほんのりとあくが残るほぼ味なしのもち米のかたまりだけど、きなこをつけると素朴な和菓子になります。
なんか竹皮に包まれているのが個人的にいい。
時代劇に出てきそうな昔の愛情こもった質素な握り飯の延長の食後のデザートみたいな感じがいい!!
初め茶色のお米の固まりを見たときには正直びっくりしましたが。
見た目の割に上品な味で私嫌いじゃないかも。
あくまき っていうからもっと アク が強いと思ていたけれど。思ったほど強くなかった。
(※宮崎県民の人の話によると たぶん既製品は多少食べやすい味になっており、もう少しアクが強いらしい。)
では あくまき の詳細
予め一晩ほど灰汁(あく)に漬けて置いたもち米を、同じく灰汁に漬けておいた竹の皮などで包み、麻糸や竹の皮から作った糸で縛り、灰汁で3〜4時間炊いたもの。
餅米が煮られることで吸水し膨張するが、水は若干通すがもち米は通さず頑丈な竹の皮で包まれていることにより、餅米自らの膨張圧力で餅化する。
灰汁で炊くだけにアルカリ性食品でもあり、ミネラル類が多く含まれる。
灰汁の原料には樫の木の灰が上等とされるが、その他の木の灰でも作られる。
当地方では「ちまき」と称されるが、一般的な青笹の葉で包まれたものと違い、見た目は「?粽(けんそう:台湾のちまき)」のような茶褐色の竹の皮で包まれている。
中は鼈甲色のケーシング状の餅。一般的なちまきや?粽のように餡は入れず、もち米のみである。
餅ながらねばりは少なく、水分が多いため柔らかく冷めても硬くならない。参考資料『ウィキペディア(Wikipedia)』
あくまき って 灰汁(アク)巻き だったのね!!!(今頃!)
粘りは強い気がするなあ。ブツブツ
ちなみに宮崎県のショップで見つけたので勘違いしていまいましたが、正しくは 南九州の郷土料理らしいです。
気になった人は一度おためしあれ!(^^)/
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