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小麦粉でガムを作る

うどんってうまいですね。
うどんに限らず、そうめん、パスタ、ラーメンその他諸々、小麦粉系の料理にはコシが命です。
そのコシの源は、小麦粉に含まれるグルテンという物質。

これは小麦粉を練れば練るほど結束していき、弾力を作り出すステキ物質なのです。
ケーキ作りで生地をこねちゃいけないのは、このグルテンの生成をなるべく抑えるためなのです。たぶん。

で、今回はこのグルテンを小麦粉から取り出し、ガムにしてみたいと思う。
むかし美味しんぼとかクッキングパパとかその辺のマンガで見たことの検証です。

(by 櫻井寿典



まず用意するのはこちら。

強力粉。

のみ。

あと水。

本当は家にある強力粉を使おうと思ったんですが、国産のいいやつなのでグルテンを出すためだけに使うのはもったいないと安いのを買ってきました。
他に使い道もないので全部使いたいと思います。


まず広めの鉢などにあけたら粉の真ん中をくぼませ、水を注ぎます。


ここでは捏ねないように、壁の下から手を入れてザックザックと空気を含ませるような感じで混ぜます。

細かい塊がいっぱい出来るのが理想。


粉のほとんどが固まりになるように水分を調整しながら混ぜたら、ラップをして10分ほど寝かせます。

これで水分が浸透して、こねやすくなります。
小さい塊の段階で水気が多いと、浸透後にベチョベチョになるので注意。


寝かせた後はラップを取り、まずは1つの大きな塊になるようにこねていきます。


そのあとは多分まだパサパサなので、水気がうまくまわるように練っていきます。


これが結構きつい。

ある程度まとまったら本当はビニールでくるんで足で踏むんですが、あいにくビニールを用意するのを忘れたので諦めます。
いくら自分で食べるからって、素足で踏むのは嫌。


ここでまたラップをして少し寝かせましょう。


その間に、パスタマシンの用意!!

足でこねられない分、パスタマシンのローラーで加圧して、ステキグルテンをもっとステキな感じにしちゃいたいと思います。


いっぺんに全部は無理なので、ちぎりながら何回かに分けてプレス。


引き伸ばしたものは折りたたみ、最低3回くらいずつ潰していきます。


こんな感じになりました。


あとはこれを水に入れて・・・


すすぐ!

すすぐ!!

すすぐ!!!


そうすると生地の余分な部分が流れ出し、グルテンだけが残ります。
なんかBSEにかかった牛の脳みそみたいでグロイ。


これが意外と大変な作業で、力は要らないけど時間がかかる。
途中で頭に来て3つくらい同時にすすいだらこんな感じにさらにキモくなった。


1キロの小麦粉から取れたグルテンがこんなに。
水を換えかえすすぎまくって、飽きたあたりでやめました。だって際限なく白いものが出てくるんだもの。

昔これを知った直後に試したときは家に薄力粉しかなく、しかも小学生だったこともあって一握りの小麦粉を練ったけどビー玉サイズしか採れなかった思い出があります。

それを見越しての1キロでもあったんだけど・・・強力粉だとめちゃくちゃたくさん採れるのね。
こんなにいらないんだけど。

すすいだあとの牛乳並みに濃い色のとぎ汁みたいなのは、庭にでも撒こうと思います。


ひっぱると、なるほど伸びる伸びる。


このあとどうするんだっけ?茹でてた気もするけど、茹でるので合ってるのか?
もしそれで全部うどんみたいになったらしゃれにならんぞ。

というわけで1口分だけ電子レンジで加熱してみることにしました。

すると


おおお、のびるのびる!
あと心なしか粘着力が上がってる!

水分をとばす意味も含めてレンジでやって正解。
そういえばマンガに出てた時代には電子レンジってメジャーじゃなかった。もしくは存在すらしていなかったかも。

触った感じとしては、すごいプニプニしています。


では、美味しんぼだかクッキングパパだかにあったとおり、砂糖をまぶして食べてみます。
確かマンガでは貧乏でガムが買えない子供のために、お父さんがつくってやったんだったと思う。
そんな感動秘話だった。

それにしても昔のガムってそんなに高いのか。


見た目のグロさに少し気が引けるものの、ぱくっと。


くっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ・・・

うーん・・・

感覚としては、スーパーで買ってきた切り餅を焼いたときのやわらかい部分みたいな感じ。
もしくは噛んでてやわらかくなったフィリックスガム。

そんなに悪くはないものの、すすぎが足りなかったせいか、小麦粉臭が気になる。
感動秘話のお父さんはよっぽど丁寧にすすいだとみた。


せっかくなので臭いを打ち消す方向で考えて、ココアをまぶしてみました。


あ、これは結構いける。
おいしいおいしい。

と思いきや、すぐにチョコ味は消え去り小麦粉味に。

マズイ。


毎回小鉢を洗うのが面倒なので、残りの味覚は1プレートに勢ぞろいさせました。
ワンプレートガム祭り。


内訳はこんな感じ。

右はアクエリアスの粉末で、上がストロベリー味の粉末状のお菓子。
この2品はガムっぽいだろうということで買ったんですが、粉末のお菓子はもともとそれ単体でどうやって食べるものなのかすらわからないものです。

左はきな粉で下がすりゴマ。
これは餅っぽいことを考慮したチョイスになってます。

ちなみにお菓子風味には砂糖はまぶさず、香料自体に含まれる甘みを頼ります。


アクエリアス

なんとなく、まずい。
今までの砂糖やココアの流れからいくと一気に味が薄くなり、なんか不自然な感じに。
もし最初にあの二つを食べず、なおかつもっと粉末をまぶしてたらおいしかったかも。

でもそのあとの小麦粉臭は気になる。


イチゴ風味パウダー

これは!!!

これフィリックスガムだよ!
あの微妙なイチゴフレーバーがここに!
これはおいしい。ふつうにフィリックス。
小麦粉で出来たよ、フィリックスガム。


きなこ

うま!
これ、うま!

きな粉もちです、これ。
なくならないきな粉もち。

しかももともときな粉のにおいって粉っぽいので、味が薄らいできても小麦粉のにおいが気にならない。
ていうか、きな粉フレーバーは結構残る。
これは一番うまい。

まあガムじゃなくてきな粉もちだけど。


ごま

あー、もうこれはね。
きな粉で成功してるからね。うまいですよ。
基本的にこれはもちとして考えてなんら支障はないです。噛んでても分解されないだけで。

まとめ?

ぶっちゃけた話、どうせうまくないだろうと思ってたんですよ。
どうせブニブニのなんか変なものが出来て、うわーってなって終わりだろうと。

間違ってました。

うまいです。もちみたいな弾力です。
これはガムとしても認められます。イチゴフレーバーをかけたら、まんまフィリックスガムですし。

飲み込んでも胃で分解されるガム、どうです、作ってみては。

まあ1キロも作らないほうがいいとは思いますけど。


あまったこれはどうしよう。


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